2020.12.20

2021年の節分はなぜ2月2日?恵方巻の食べ方や方角は?

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恵方巻

節分といえば、保育園や自宅で豆まきをしたり、近年では恵方巻きを食べたりして過ごす方が多いと思ます。

そもそも「節分」とはどういう日なのでしょう? 実は節分には“季節を分ける”という意味があり、「季節の変わり目の前日」のことなんです。四季それぞれの始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日はすべて節分ということになります。

立春を一年の始まりとする考えが昔から重視されていたため、立春の前日だけが「節分」として現代も多くの人に親しまれる行事になっていったようです。

 

2021年の節分はいつもと違う!?

 

2021年節分

節分といえば2月3日。しかし今年2021年の節分はなんと2月2日なんです!

実は節分の日付は固定されておらず、過去にも節分が2月3日以外の日になった例がいくつかありました。

一番最近では1984年(昭和59年)2月4日。今年と同じ2月2日になったのは1897年(明治30年)で、なんと124年ぶりと今年は貴重な年なんですね。

 

なぜ節分の日付が変わるの?

 

節分と立春が大きく関わることはわかりました。ではなぜ、節分の日付が変わるのでしょう?

その理由は立春が、春分の日や秋分の日と同じく「二十四節気」の一つだから。二十四節気とは、明治頃まで使われていた太陰太陽暦(沖縄でいう旧暦)での季節を示すために作られたもので、太陽の動きに合わせて1年365日が24に分けられています。

ただ、365日を24で割ると15.208333…ときれいに割り切れないため、少しづつ暦にズレが発生します。ズレは閏年で調整しているのですが、立春は調整が難しく、どうしてもどこかのタイミングで最大1日のズレが出てきてしまい、2021年の立春は2月3日になるというわけです。その理由から、立春の前日である節分は2月2日になります。

 

節分には何をする?

 

節分といえば、豆まきをして恵方巻を食べて楽しむことが多いですよね。豆まきや恵方巻にはどういう意味があるのでしょうか?

 

豆まきの由来

豆まき用の豆

 

季節の変わり目には邪気が生まれると考えられていた昔、邪気を払うため宮廷ではさまざまな行事が行われていて、その一つに大晦日(旧暦12月30日)に行われる「鬼やらい」という行事がありました。

一年の始まりとされる立春の前日が、大晦日であり節分であることから、「鬼やらい」が今の節分の原形になったと考えられています。

元々の鬼やらいは、桃の木の杖やアシの矢などを使って鬼を退治していたのですが、後に穀物や豆をまいて邪気を払う他の風習と合わさり、節分に豆まきをするようになったのではないかと言われています。

現代も地方によっては、2月の節分に「鬼やらい」の神事を行うところもあります。

 

恵方巻きの由来

 

恵方巻きの発祥についてはいくつかの説があるのでいくつかご紹介します。

・節分の頃は新しいお漬物ができる時期で、お漬物を入れた巻き寿司を恵方を向いて食べて縁起をかついだことから。

・花街の女性が巻き寿司を丸かじりしながら願いごとをしたら叶ったことから

・商売繁盛の祈願として、縁を切らないようにを太巻きをまるかじりしたことから

どれもおもしろいですよね。まだ正しいことは分かっていないようですが、商いが盛んな大阪から広がった風習だろうと言われています。

 

恵方巻きの具材

 

恵方巻の具材

鮮やかな具材が詰まった恵方巻は見るだけでワクワクしますよね。

昔の恵方巻はお漬物が巻かれた太巻きだったという説もありますが、今では七福神にちなんだ7つの具材が一般的となっています。7つの具材とそれぞれの意味はこちら。

・カンピョウ…細く長い形から「長寿」

・きゅうり…9つの利がある

・伊達巻…学問や習い事の成就、金運上昇

・うなぎ…「うなぎのぼり」という言葉もあるように縁起の良い食べ物。出世や上昇

・桜でんぶ…鯛を使っていたことから「めでたい」。願いが叶う

・しいたけ…神様へのお供え物として使われていた健康を願う食材

・高野豆腐…四角い形から盾とみなされ、災いを防ぐ

このように縁起の良いもの、験を担いだ具材が使われています。地方によっては具材が違ったり、近年は上記の7つのだけでなく、豪華な海鮮やカツなどの揚げ物が入った恵方巻など、老若男女楽しめるものが増えています。

 

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恵方巻きの食べ方

恵方巻を食べる女の子

恵方巻きはその年の恵方を向いて食べること以外にも、縁起を担ぐお決まりの食べ方があるんです。

 

1、恵方を向く

2、一人1本食べきる

3、途中で話をせず、一気に食べきる

 

恵方巻きを噛み切ってしまうと“縁を切る”ということになり、福や神様との縁を切ってしまい願い事が叶わなくなるので、食べ始めたら1本をなるべく口から離さず食べるのがポイントです。

なかなか大変なルールですが一つのイベントとして楽しくチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。

 

2021年の恵方は?

 

2021年今年の恵方は「南南東やや南」です。

そもそも「恵方=吉方」なので、歳徳神(その年の福を司る神)がやってくる方角でたたり神が来ない最も良い方向と言われています。

恵方は毎年バラバラな感じもしますが、実は4方向しかありません。

恵方とされるのは「東北東・西南西・南南東・北北西」の4つで、その年の十干(じっかん)によって決まります。十干とはカレンダーに書かれている甲、乙、丙などのことで10種類あります。今年は「丙」なので「南南東」、来年は「壬」なので「北北西」といった具合です。

方角はスマートフォンのアプリなどでも確認できるので、ぜひ恵方を向いて願い事をしながら食べてみてくださいね。

 

沖縄での節分

沖縄でも、豆まきをしたり恵方巻きを食べたり年中行事としてすっかりなじんでいる節分ですが、沖縄には元々今のような節分行事はありませんでした。

季節の変わり目の旧暦の7月~9月頃に「シツィ(節)」と言われる収穫感謝と翌年の豊作を祈願するのが沖縄の節分行事だったようです。

今ではあまり見られなくなってしまった行事ですが、西表島では今でも旧暦の10月前後に節祭(しち)として毎年行われています。

 

節分の豆と鬼

沖縄と他地域では節分の日付やあり方に違いはありますが、年の変わり目に一年の感謝と、新しい年でもみんなが幸せになるよう願う気持ちは同じ。豆まきも恵方巻きもその思いを形にしたものです。

おうちじかんが長くなった今、一年の感謝と新しい年に願いを込めて、いつもより濃い節分を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

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