2020.12.25

沖縄のオードブル文化を大解明。人気メニューランキングも!

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沖縄ではお祝い事や行事など、多くの人が集まる席に欠かせないオードブル。事前にスーパーやお弁当屋さんで注文して、当日受け取りに行き、主役のようにテーブルの中心に並びます。

オードブルがこれほど沖縄県民の生活に定着し、愛されている理由を紐解いてみましょう。

 

「人が集まる時はオードブル!」って沖縄だけ?

オードブルイメージ

 

沖縄で「オードブル」と言えば、みんな大好きなエビフライや唐揚げ、煮物にごま団子等のボリュームたっぷりなおかずの盛り合わせをイメージしますが、そのイメージは実は沖縄独特のもの。

そもそも「オードブル」とはフランス語で、フルコースのスープの前に出る料理、つまり「前菜」のことを指します。日本では立食パーティーで出されるピンチョスやフィンガーフードなど、オシャレな軽食の盛り合わせをイメージする人も多いようです。

 

沖縄県以外では、スーパーでオードブルを販売しているところは多くないようで、沖縄へ移住してきた人からは、お正月やお盆などあらゆる時期にオードブルの注文受付が始まり、店頭販売される様子に驚いたという話もよく聞きます。

 

“人が集まる場所にオードブル”というのは全国的に共通していますが、シチュエーションやイメージに違いがあり、ボリュームたっぷりの“うちなーオードブル”は沖縄独特の文化とも言えそうです。

 

沖縄でオードブルが愛されているワケ

 

沖縄文化ともいえるオードブルがこれほど県民の生活に根付いた理由は、親戚や近所の人との人間関係が蜜なことと、共働きが多いという沖縄のライフスタイルが影響しているのではないかといわれています。

 

ここ最近の沖縄の祝い事の席では、中味汁やイナムドゥチ(豚肉、しいたけ、かまぼこなどがたっぷり入った甘めの白味噌仕立て汁物。お祝い料理の一つ)など数品は手作りし、買ってきたオードブルと一緒にテーブルに並べておもてなしをする家がほとんどです。

 

お祝いや行事など人が集まる機会が多く、集まる人数も多い沖縄は、用意する料理の量が必然的に多くなり、共働きの家でおもてなしの料理を全て手作りするとなると、寝る時間がないほど忙しくなってしまうことも……。

それではせっかくのお祝い事を楽しむこともできませんし、負担が大きいですよね。そこで、おかず(オードブル)は注文して大事な品だけを手作りするということであれば、共働きの忙しい家庭でもたくさんのお客さんをおもてなしできるというワケです。

 

⇒オードブルを注文する(外部サイトに移動します)

 

沖縄オードブル文化はいつから?どこから?

うちなーオードブルはいつ、どこで生まれたのでしょうか?

沖縄県内で13店舗を運営するスーパーマーケット「リウボウストア」に情報があるとのことで、首里りうぼうオープン時に惣菜マネージャーをしていた方にお話を伺いました。

 

首里りうぼうがオープンした昭和62年当時、今のようなオードブルはなく、おもてなし料理はほとんど手作りでした。少しでも効率よく準備しようと奮闘していた沖縄の主婦たちがバラ売りの天ぷらを買い、行事の時期は天ぷらの売れ行きが良かったのだそう。

その様子を見ていた当時の首里りうぼうお惣菜チームは「ひょっとしたら……」と、お惣菜を詰め合わせて店頭販売したところ大変好評で、需要があることがわかりました。その後も、需要に合わせて複数の価格を設定したり、日持ちするよう揚げ物を多くしたりするなど試行錯誤を重ねて、今のようなオードブルが完成していったようです。

 

それまでなかった「オードブル」そのものを知ってもらうため、1台十数万円する食品サンプルを作って店頭に展示もしていたそうで、当時の苦労や、県民のオードブルに対するインパクトの強さがうかがえますね。

 

同時期にりうぼう以外のスーパーでもオードブルの販売が始まり、一気に沖縄にオードブルが定着していったのではないかと話してくださいました。

人が集まる機会が多い沖縄だからこそ発展していった料理文化と言えそうです。

 

最近ではスーパーだけでなく、カフェやレストランなどさまざまな店で特徴のあるオードブルを販売しているので、親戚や友人同士で「あの店のオードブルがおいしかった」「今年はあの店でとってみよう」と話すのも、この時期の楽しみの一つになっています。

 

沖縄特有の人間関係とライフスタイル、さらにメニューのバリエーションが豊富になってきたことで長い間県民に愛され、根付いたのかもしれませんね。

 

あなたの好きなオードブルメニューは何?

多くの人が集まったときに、早い者勝ちのメニューってありますよね。そこで、好きなオードブルメニューについて大調査を行いました。

あなたが投票したメニューは入っていますか!?

 

<アンケート概要>
・アンケート期間:2020年12月16日〜21日
・アンケート方法:LINE
・回答数:557件

 

Q.オードブルの定番の具材で好きなものは?

オードブルアンケート結果1

 

スーパーやお弁当屋さんのオードブルから、ほぼ定番で入っているメニューと数カ所のオードブルで見られるメニューに分けて、好きな具材に関するアンケートを実施。557名の方から回答をいただきました。

 

好きなメニュー第1位に輝いたのは「エビフライ」!

やっぱりエビフライは人気なんですね。どのオードブルにも入っている“鉄板”メニューであり、子どもたちの憧れの食べ物の1つでもありますもんね。

僅差で追いかけるのが「チキンの唐揚げ」。こちらも嫌いな人はいないんじゃないかと思う人気メニュー。3位以降もエビチリ、うずら卵串フライと続き、お肉や揚げ物の強さを感じます。

 

Q.すべてのオードブルには入っていないけど、サブメニューで好きなものは?

オードブルアンケート結果2

 

全てのお店のオードブルには入っていないけど、よく見るメニューで好きなものを聞いてみると、こちらも上位に揚げ物がランクイン!

先述のお話を伺ったりうぼうスタッフは、日持ちするようなメニューを考えていると話していましたが、揚げ物を多く入れる理由はどうやらそれだけではなさそうですね。

 

Q.オードブルをどこで注文する?

オードブルアンケート結果3

 

半数近くがスーパーで注文している結果になりました。ひいきにしているスーパーへの安心感やお手頃感から選ばれているのでしょう。やっぱり沖縄オードブルの発祥であるスーパーは強いですね!

2位以降はお弁当屋さん、飲食店・レストランと続き、こちらは好みの具材が入っていることや、評判の良い飲食店であることと、大勢で食べられるボリューム感が重視されていそうです。

想像以上に手作りで用意している家庭も多く、沖縄の伝統や風習を教えてくれる先輩方がまだまだ元気である様子に安心感がありますね。

 

【好きなオードブルのメニュー大調査】ランキング結果

オードブルアンケート結果4

 

定番、サブの両方を合わせた好きなメニューランキングです。こう見てみると、エビフライ、チキンの唐揚げ、エビチリの定番メニューが上位に並び「この定番メニューがあるからオードブルを楽しみにしている」という雰囲気が見られます。

そしてフライ系の人気はやはり高く、老若男女問わず沖縄県民の揚げ物好きの傾向が見えてきます。早くから入ってきた欧米文化の影響なのか、和食系のメニューが少ないのも、他県では見られない面白い結果かもしれません。

 

沖縄独特の人間関係とライフスタイルが影響しあって根付いた沖縄のオードブル文化は、合理的かつユニークなものでした。

これからも進化・発展していく沖縄オードブルから目が離せません!

 

リウボウストア オンラインショップ

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