2021.02.26

【沖縄県産】旬の野菜・果物の選び方から食べ方まで ~初夏編~

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沖縄は昔から続く伝統野菜の栽培が多く残る地域です。それには強い日差しや台風、潮風など地域特有の環境の影響が関係しているとか。

 

島やさいとは

沖縄の畑

 

沖縄に住むみなさんなら、「島やさい」という言葉を聞いたことありますよね。

「島やさい」は専門的な用語で言うと「伝統的農作物」とも言われます。名前の通り、昔から沖縄で食べ親しまれている農産物のこと。

具体的には次の3つの条件を満たしたものを「島やさい」と呼んでいます。

 

1、戦前から食されている

2、郷土料理に利用されている

3、沖縄の機構・風土に適合している

 

健康長寿県としての沖縄で、戦前から食べられている野菜。食べることの少なくなってしまったものもいくつかありますが、今でも多くが県内の家庭で食べられていて、栄養も機能性もたくさん備えた野菜たちです。

 

沖縄の島やさい
近年は栽培方法の研究などが進み、一年中出回る野菜や果物も増えてきましたが、今回は数ある沖縄県産の農産物から、初夏の5月〜6月に旬を迎える野菜と果物の中からイチオシの4種類と、その選び方や食べ方を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

 

ゴーヤー

ゴーヤー

 

島やさいの代表とも言えるゴーヤーは、琉球王朝時代から一般的に育てられ、食べられているゴーヤーの旬は4月~7月。夏夏イメージですが、実は初夏が最盛期なんです。

 

5月8日は、語呂合わせと、出荷の最盛期を迎えることから「ゴーヤーの日」にも制定されています。

 

ゴーヤーの特徴でもある苦味。苦手な子どもも(大人も!?)多いですよね。でも栄養を考えるとみんなに食べてほしい! そこで、なるべく苦くないゴーヤーの選び方と料理方法を伝授します。

 

苦くないゴーヤーの選び方

それは「アバシゴーヤー」を探すこと。

一般のゴーヤーよりも表面のつぶつぶが不揃いで大きいのが特徴です。なかでも、身が太めで色が薄い方が水分が多く、苦味も薄くなります。

少しでも苦いのはイヤ!という方は、完熟させてみるもの良いですよ。

スーパーで売っているものを常温で1週間ほど置いておくとオレンジ~黄色に変化します。そうなれば苦味はほとんどありません。フルーツのような甘さで、また違う食べ物のように変身しますよ。

 

ゴーヤーのうれしい効果・栄養素

ゴーヤーにはレモンの1.5倍のビタミンCが含まれていて、紫外線の強い夏の沖縄だからこそ食べておきたい野菜です。苦さの元になっている成分の1つモモルデシンは、胃腸をほどよく刺激してくれるので食欲増進に効果的とも言われています。急に暑くなり始めて体調を崩しやすい初夏にピッタリの野菜です。

 

簡単!苦くない!ゴーヤーレシピ

ゴーヤーチップス

 

まずは下処理。ゴーヤーを縦半分に切ったら種とワタをしっかり取って、塩でよく揉みます。ここで砂糖を足すとより苦さがより和らぎますよ。

塩揉みの作業を2,3回しっかりやればOK。その後、お湯で1分ほど茹でると苦味はだいぶ少なくなります。

ゴーヤーチャンプルーも下処理をしっかりした後に作れば、子どももおいしく食べてくれるはずです!

 

また苦味は、油と一緒に調理することで和らぐので、2mm程度の薄さで素揚げしてゴーヤーチップスにしてしまうのも手です。思っているような苦さはなく、仕上げにまぶしす塩気が程よく、お酒のおつまみにもピッタリ。大人も子どもも楽しめるゴーヤーレシピです。

 

島ラッキョウ

島ラッキョウ

 

本州のラッキョウよりも小さく、早めに収穫されることが多い島ラッキョウも5月が旬。

沖縄県民はもちろん、観光客も「一度食べるとクセになる!」という人続出の人気の島やさいの一つです。香りと辛味が強く、シャキシャキとした食感が特徴です。

 

おいしいラッキョウの選び方

おすすめは「土付き」のもの。土を洗い流すのが面倒ではありますが、土が付いている方が鮮度が保たれ、長持ちするのでよりおいしい島ラッキョウが食べられます。

洗われているものであれば、根の白い部分にツヤがあって傷のないもの、葉はきれいな緑色をしているものがおすすめ。みずみずしさを感じる見た目かとどうかが大事なポイントです。

 

土がついた状態であれば、そのまま新聞紙でくるんで立てて保存することで約1年保存することも可能。

洗われた状態であれば、塩漬けか甘酢漬けにすれば3ヵ月程度保存できます。

 

島ラッキョウのうれしい効果・栄養素

島ラッキョウの独特の香りの元であるアリシン。このアリシンが体内でビタミンB1と結びつき糖質をエネルギーに変える働きをすることで、疲労回復効果が期待できます。

食物繊維も多く含まれているので、腸内環境を整え便秘の解消にも役立つかもしれません。

何かと疲れやすい季節の変わり目に島ラッキョウを食べて元気を補充してくださいね。

 

島ラッキョウの調理方法

島ラッキョウの天ぷら

 

島ラッキョウを調理するときにいちばん大事な工程は「下処理」。ラッキョウに付いている薄皮を剥くのがポイントです。軽く土を落としたラッキョウを10分ほど水につけ柔らかくすると剥きやすくなりますよ。

 

薄皮を剥いてさっと流したら、しっかり水気を切って根を切り、葉の部分と実(白い部分)を切り分けます。ここまできたら後は簡単。

袋にラッキョウの実の部分と塩を入れ揉んで、冷蔵庫で1日〜2日置いておけばおいしい島ラッキョウの塩漬けが出来上がり。塩漬けにせず天ぷらにするのもいいですね。

葉の部分は豚肉と炒めたり、野菜炒めに加えても風味が出ておいしく食べられるので捨てずに食べてくださいね。

 

トマト

トマト

 

沖縄の野菜でトマト?と不思議に思った方もいるのでは。

実は今、沖縄県南部の豊見城市(とみぐすくし)や糸満市(いとまんし)などを中心に、トマトの生産が盛んなんです。沖縄の環境に合わせて2月~3月に定植、5月の梅雨が来る前に収穫という本州では想像できないタイミングで行う沖縄のトマト栽培。この栽培スケジュールがうまくいき、近年では甘くておいしい沖縄県産トマトが食べられるようになりました。

 

おいしいトマトの選び方

上部がしっかり張って、ずっしり重いものがおすすめ。ヘタが濃い緑のものがおいしいトマトの証です。

その他にも沖縄で多く生産されているミディトマトは、角ばっていないなめらかな形と、赤色にムラがないことがポイント。大玉トマトよりリコピンが多いので、よりきれいな赤色をしているものを選ぶと良いですよ。

 

トマトのうれしい効果・栄養素

トマトに多く含まれる成分・リコピンは抗酸化作用が強いことで有名です。抗酸化作用とは細胞の老化を防ぎ、あらゆる身体の不調を防ぐ効果があると言われています。健康にも美容にもいい万能な栄養素です。

また塩分過多になりがちな日本人にはうれしい、塩分の排出を手伝ってくれるカリウムも豊富に含まれているので、塩分が気になる方はトマトを積極的に取ってみては?

 

県産トマトのレシピ

タコライス

 

沖縄でトマトを使った料理といえばタコライス! ピリ辛のひき肉とシャキシャキのレタス、よく冷えた県産トマトをご飯の上に乗せるだけでごちそうの出来上がりです。

また、トマトの栄養素は油と加熱すると吸収が良くなるので、卵と一緒にスクランブルエッグにするとおいしく、栄養もバッチリ取ることができますよ。中華料理でよく見られる調理方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

 

アセロラ

 

アセロラ

 

5月12日は「アセローラの日」。

アセロラは毎年、この時期に収穫がスタートします。

沖縄ではなじみのあるアセロラですが、県外の人には珍しい果物かもしれません。赤くツヤツヤした姿は「赤い宝石」とも言われ、木になる姿はさくらんぼに似ています。

生産量は沖縄が日本一で、国内生産量のほとんどを生産しています。特に北部にある本部町(もとぶちょう)は、沖縄では珍しい昼夜の寒暖差がある気候の町で、アセロラ栽培が盛んな地域です。

 

甘いアセロラの選び方

アセロラの賞味期限はとても短く、生で食べられるのはわずか3日と貴重。 旬の時期に本部町まで足を運べば出会えるかもしれません!

選び方は、まずアセロラのポイントである赤色が濃い赤になっていること。ワインレッドのような濃い赤色のものがおすすめです。そしてツヤツヤと皮に張りがあるものを選んでください。

また、保存する場合は、よく水で洗って冷凍で保存がおすすめです。

 

アセロラのうれしい効果・栄養素

アセロラ一粒のビタミンCの含有量はレモン約5個分もあり「ビタミンCの王様」とも言われています。また抗酸化作用のあるアントシアニン、葉酸などを含み女性にうれしい効果が期待できる果物です。

美肌効果だけでなく、免疫力を上げたり、疲れを予防したりするのにも効果を発揮すると言われているので女性だけでなく、老若男女問わず食べておきたい果物ですね。

 

生アセロラのレシピ

アセロラジュース

 

甘くておいしいアセロラを選んでみたけど、どうやって食べたらいいかわからないあなたにも簡単にできるアセロラレシピをご紹介。

やっぱり、ジュースにするのが定番&簡単でおいしいです。

アセロラのヘタを取って、実を崩しながら種を取っていきます。その後、はちみつと水を加えてミキサーで混ぜれば出来上がり。

市販のものとは一味違う生アセロラジュースが楽しめますよ。もし量が少ない場合は、小さな器でゼリーにするのもおすすめです。

 

けれどせっかく新鮮なアセロラなので、1度は生で食べてみて! 皮ごと一口でどうぞ。果実の中には小さな種がいくつか入っているので、種は出しながら食べてくださいね。

 

その他の初夏が旬の野菜・果物

初夏に旬を迎える食べ頃の野菜・果物は紹介した他にも、オクラや冬瓜、パイナップル、パッションフルーツなど、まだまだたくさんあります。

旬の時期を知っておくと、おいしいのはもちろん、旬のものは値段も手頃になるので節約にもおすすめ。その時期に取っておきたい栄養素をしっかり含んでいるものも多いので、旬のものを食べるというのは身体にも、お財布にも優しくて良いこと尽くしなんです。

 

沖縄の初夏にイチオシの野菜や果物は、どれも色鮮やかで元気な見た目でおいしいものばかり。ぜひ旬でおいしい季節の食べ物を食べてみてくださいね。

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